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世界の映像方式について

DとはStandard Definitionの略で、地上波アナログ放送などが採用しているテレビの規格を指します。HD=High Definition、いわゆる「ハイビジョン」方式の登場によって、従来の規格はSDとして区別されるようになりました。 また、世界のSD規格は、NTSC、PAL、SECAMの3つの方式に大別されます。日本や米国が採用しているのはNTSC\(National Television System Committee)で、1953年に米国で制定されたものです。

●世界のカラー方式(NTSC、PAL、SECAM)

 NTSC    PAL  SECAM
 1走査数  525本  625本  625本
 2フレーム数/秒  29.97  25  25
 3垂直同期周波数(フィールド数/秒)  15.734KHz  15.625KHz  15.625KHz
 4水平同期周波数  15.734KHz  15.625KHz  15.625KHz
 5主な採用国  アメリカ
カナダ
日本
韓国
台湾
メキシコ
フィリピン
 ドイツ
イギリス
オランダ
デンマーク
EU 諸国
オーストラリア
ニュージーランド
中国(香港含む)タイ
 フランス
サウジアラビアなど
中近東諸国
ロシア
キューバ
東欧諸国

水平走査線数とは、画面を構成する水平方向の線の数で、多いほど緻密な画像になります。 (ちなみに日本のハイビジョンは1125本)。 垂直走査周波数 (リフレッシュレート) とは、1秒間のコマ数 (実際にはこの半分) で、多いほどちらつきが少なく、動きがなめらかになります。

PALとSECAMは方式が似ているため、今日ではPAL/SECAM地域のテレビはPAL/SECAM両対応になっています。またDVDやゲームソフトはSECAMのものはなくPALを使用します。

NTSCはモノクロテレビの規格として登場し、後にモノクロ放送との整合性を取りながら、カラー信号にも対応するように規格を拡大していった経緯があります。そのため、フレーム数が29.97/秒という中途半端な数字になっています。 一方、主にヨーロッパで採用されているPAL (Phase Alternation by Line)規格は、最初からカラー放送を前提として定められた規格です。25フレーム/秒で走査線本数もNTSCより多くとられています。NTSCに比べて、信号伝送時の色歪みが小さいなど、より優れた規格になっています。(近年はテレビ受像機側の信号補正性能の向上によってPALとNTSCの差は小さくなったと言われています)PALには、ブラジルで使われているPAL-M、南米のPAL-N、イギリスのPAL-Iなどいくつかのバリエーションがあります。 SECAM(Sequentiel couleur a memoire)は主にフランスとその旧植民地、東欧、中東で採用されている規格で、色信号を周波数変調して送信する方法をとっています。

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