CDのプレスマスターについて(音楽CD)

音楽CDのプレス製作用のマスターには、「CD-DA」「PMCD」「DDP」の3種類あります。
今回は、その3種類のマスターの特性についてご説明いたします。

[CD-DAマスター]
CD-DAマスターとは、PC等のライティングソフトで製作された音楽CD形式のマスターです。
重要な事柄は、必ずディスクアトワンス方式で、ライティングする必要があります。
稀に、CD-RにWAVファイルをライティングしたものをCDプレスマスターとしてご支給いただく場合がありますが、 これはCD-DAではありません。

推奨ライティングソフトは、「WinCDR」「TOAST」 「Nero」等々、
他のソフトウェアであっても、ディスクアトワンス方式で記録した物であれば問題ありません。
オーディオ機材類のCDライターやCDレコーダーなどで音楽CD-Rへ記録した物は、プレスマスターには使用できませんのでご注意下さい。

マスターへ使用するCD-Rメディアは、国産のCD-Rがお勧めです。
太陽誘電製、または太陽誘電OEMのTDK製品等、パッケージに国産と表記されているCD-Rの使用をお勧めいたします。経験上、必ずしも、マスター用として販売されている高価なメディアである必要はありません。

[PMCDとは]

PMCDには、ISRC情報やPOSコード情報のような販売CDを想定した個別データが記録されています。
こうした情報を記録したマスターCD-Rを作成する事で、PMCDと概ね同等のマスターが作成できます。
しかし、正式なPMCDの基準は、作成されているCD-Rのデータ的な規格が合致しているだけではなく、
作成する為の機材類も規定されており、それらの機材はほぼ全てが製造中止となっています。
しかし元々規定されていた製作機材類が製造中止となっていても、データ記録方式については、
概ね同等の事柄が可能であるソフトウェアや機材は存在しています。

その為、現在では、記録状況がPMCDと概ね記録状況が同等であれば、PMCD扱いとする事が一般的です。 インディース販売のCDや、個人による自費出版CDなどの場合、ISRC情報やPOSコード情報は、 そもそも未取得の場合が殆どですので、ISRC情報やPOSコード情報は、未記録となります。

PMCDは、一般のCDプレイヤーやPCなどでも再生確認可能なフォーマットで記録されています。
試聴可能なCD-Rメディアにて作成されるため、取り扱いが容易という利点があります。

[DDP (Disc Description Protocol 2.0 規格)]

従来のPMCDでは、オーディオファイルそのものをCD-Rに書き込むため、ディスク品質、書込みドライブ性能により音質が微妙に変化、劣化していました。
DDP(Disc Description Prottocol)マスターでは、ISRC、PQ情報なども含めマスタリング済データがDDPフォーマットに変換されます。
DDP規格は、ファイル・フォーマットであるため、特定の記録媒体に依存しません。したがいまして、DDPマスターではマスタリング処理した音源を音質変化、劣化させることなくプレスプレス製作ことが出来ます。
「DDP」は、現在主流となっているマスター形態です。

DDPやPMCDは、CDマスタリングスタジオにて製作します。
弊社でも信頼できるCDマスタリングスタジオをご紹介しております。

CDプレス製作のご依頼・ご相談はこちらのホームページよりよろしくお願い致します。
●CD国内プレス
http://www.phase.co.jp/cd/cdpress.html