DVD・BDのリッピングも違法「改正著作権法について」

インターネット上で違法に配信されていると知りながら音楽や映像をダウンロードする行為(私的違法ダウンロード)に罰則を設ける条文を含む「著作権法の一部を改正する法律案」が2012年成立し、2013年1月1日から施行されています。市販DVDなどに施されているアクセスコントロール技術を回避してDVDをコピーする行為も違法となります。

違法に配信されていると知りながら音楽や映像をダウンロードする行為は、2010年1月1日に施行された改正著作権法で違法化されています。その際は罰則が設けられなかったが、今回の法改正で、2年以下の懲役または200万円以下の罰金またはその両方が科されることになります。

併せて、市販DVDなどに施されたアクセスコントロール技術を回避して複製(コピー)する行為も違法となります。 これにより、“DVDやBDのリッピングソフト”を利用して、「CSS」「AACS」などの暗号化技術を回避することでDVDをコピーする行為が違法となります。

従来の著作権法でも、不正なコピーを防ぐ技術(技術的保護手段)を回避してコンテンツをコピーすると、私的複製であっても違法でした。しかし、ここでいう技術的保護手段とは、DVDをコピーしようとすると映像を乱してコピー不能にする「マクロビジョン」や、デジタル放送の「ダビング10」などです。暗号化技術の「CSS」「AACS」などは、コピーではなく視聴を防ぐ技術(アクセスコントロール技術)と解され、著作権法の対象外とされていました。そのため、技術的保護手段は回避せずに、アクセスコントロール技術を回避することでDVDを複製するという行為自体は違法とはいえませんでした。これに対して今回の改正法は、アクセスコントロール技術に分類される技術についても技術的保護手段として位置付け、その回避を違法とすることとなりました。

「CSS」や「AACS」を回避することでDVDをコピーするリッピングソフトについては、2011年12月1日に施行された改正不正競争防止法で、その輸入や販売に刑事罰が設けられました。今回の改正著作権法により、リッピングソフトを利用してDVDをコピーする行為も違法化されることになりました。

リッピングソフトにてコピープロテクトを解除し複製することは、私的な利用においても違法となります。
すなわち、DVDやBDは、コピープロテクトを施すことでコンテンツが法的に保護されるということです。

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